ソルベンシーマージン(支払余力)比率

ソルベンシーマージン比率とは金融機関の経営の健全性を判断する重要な財務指標のひとつです。ソルベンシーとは英語で支払い能力のことを指し、マージンには余裕とか余地といった意味があります。つまりこの比率は通常の予測を超える大災害や株式相場の暴落など財務上のリスクに対して、金融機関がどれほどの支払い余力を有しているかどうかを示しているのです。この比率の数字が大きければ大きいほど、金融機関の支払い余力が大きいとみなすことができます。
この比率は金融機関を監督する行政庁にとっても重大な指針となります。比率が200%を下回る金融機関に対しては、監督官庁により業務改善命令や業務停止命令など早期に健全性を回復するための行政指導がおこなわれるのです。したがって一般的には行政指導がおこなわれる比率である200%の2倍、少なくとも400%以上の水準を保っている金融機関が財務面で安全性が高いとされます。ただし過去には400%以上の水準にあった保険会社が破たんしたこともありますので、この比率はあくまでも財務の健全性を判断する指標の一つにすぎないことに注意しておかなければなりません。ですから金融機関の財務の健全性を判断する場合は、格付けや企業規模など他の指標とともに総合的に判断することが大切です。

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