決算データの見方

企業の決算データは損益計算書と貸借対照表(バランスシート)から成り立っていて、損益計算書は利益率を、貸借対照表は資産状況を表すものとなっています。

決算公告で公告が義務付けられているのは貸借対照表だけですが、会社法で大会社とされている会社の場合には、損益計算書の公告も義務付けられていますから、この場合には、損益計算書の経常損益の部を見て、その利益率についてチェックすることもできるわけです。

よって、その会社の資産状況を見たければ貸借対照表をチェックすることになりますし、利益率を見たければ損益計算書をチェックすることになるわけです。

金融機関が融資を行うか否かの判断をする場合には、その会社の資産状況をチェックすることになるわけですから、貸借対照表を主にチェックすることになります。

貸借対照表の右上と右下をチェックすれば、その会社が自己資本比率の高い会社か否かがわかりますから、もしも右上の数字が右下よりも大きければ、借金経営の会社である、と判断できることになります。

また左側の資産の部をチェックすれば、不動産という固定資産をどれだけ保有しているかがわかりますから、どのくらいの担保負担能力があるのか、といったことを判断することができるのです。

一方、投資家がその会社を投資対象とするのか否かの判断をするような場合には、その会社の成長性を判断する必要があるために、資産状況ではなく営業成績である利益率の良し悪しをチェックすることになりますから、損益計算書をチェックする、ということになるわけです。

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